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[memo]
"9999999999_00.html#R20"
という感じで、URLの最後に "#R
レスNo
" を追加すると幸せになれます。
もういや 携帯電話開発 お前ら元気ですか Phase5
251
名前:
仕様書無しさん
:04/07/23 15:54
半端に使える奴が一番悲惨な罠(w
252
名前:
仕様書無しさん
:04/07/23 23:14
つか、携帯産業で、下請けが、なんでまともな仕事を期待しているのか
さっぱり理解できないんだが。
分かっててやってるんじゃないの?
とか思った、某所の人。
いや、コロコロ変わってホントすまん。
253
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/24 21:42
俺たちは、仕様も知らされぬまま横須賀に送り込まれた。
依頼主も孫請けらしく、正確な情報はかなり伝言ゲーム的に
それも口頭でしか伝えられない。
俺たちは、経験5年の軍曹1人と、経験2年の上等兵1人と、新人の2等兵3人
の小隊だった。
現地に就くなり、現場は火を噴いた有様だった。果てしないデバッグの果てに
納期を過ぎてペナルティなのか要求項目が倍増したらしいのだ。俺たちが
派遣された場所の前任者(というより部隊)は全員ウツになって戦線離脱した
らしい。引継ぎも全く無いまま、というよりドキュメントらしい物も無かった。
俺たちが最初に与えられた任務は、10万行に及ぶスパゲッティ・コードを
「ちゃんと動くものにする」事であったが、仕様は何度問い合わせても、問い
合わせが上位会社へ何段も口頭で伝えられるうちに伝言が自然消滅してしまう
ようだ。俺たちには真上の階層の会社の担当者しか知らされておらず、現地で
他のチームの者と口を聞く事も一切許されていなかった。
ただ、スケジュールだけは何があっても遵守せよと通達された。しかし、仕様は
何時まで経っても伝えられなかった。ただ、目の前の大盛りスパゲッティは
スケジュールにとても収まりそうになかった。
俺たちと唯一連絡の取れる上位の担当者も、既に何日も寝ていないらしく、何か
ちょっと込み入った質問をすると容易にハングアップしてしまう。指示内容は
1日平均5回は変更された。
254
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/24 21:49
まず、仕様書が無い。
上に問い合わせてもまともな回答が帰ってくるのは1/10程度の割合だし、
問い合わせ件数が増えると回答率も著しく下がった。
仕方ないので、スパゲッティ・コードを解読してノートに機能を図示しながら
理解を進めていくが、変数名もval0, val1, val2のように取って付けたような
ものが大半を占め、何をする機能なのかさっぱり分からなかった。
担当する機能の最上位関数を見つけるのに1週間かかった。その時はS上等兵が
歓喜の叫び声を上げたものだ。
ノートは1日で平均2冊が消費された。準備してきた物が10冊だったから6日目の
朝に売店に買いに行った。
ようやく関数群の体系が掴めてきた(大半がfunc001, func002のような命名)
ところで、俺たちは仕様書変更レビューに呼ばれた。質問は上位会社の担当者を
通じて口頭で伝えるしか手段が無く、延々と14時間に及ぶレビューでは俺たちに
発言権は無かった。
255
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/24 21:58
やはり、仕様書にはfunc001, func002のような名前の関数は初版から
存在していなかったようだ。変数に至っては、グローバル変数のあまりの
多さに、その規模を掴むので精一杯だった。
他のチームの顔色を窺うと、今回の仕様変更はミドルウェアとアプリを
根底から揺さぶるドラスティックなものであったらしい。俺たちはこの時に
スパゲッティを廃棄する決断をすべきだったのかもしれない。それを上位の
担当者にきつく禁止されていたとはいえ、その決断を見送ったのが俺たちの
地獄の始まりだった。
派遣から2週間後、俺たちは本部に援軍と再見積もりの要請を連絡した。
しかし、「依頼元との連絡が極めて難しい状況なので、今はまだガマンしてくれ」
の一点張りだった。2等兵たちは祭りの意味も変わらずに闘志を燃やして興奮して
いる。
3週間目には、上位会社のSE達数人が集まって、深刻そうな顔をしていた。
隣のチームがまた一つ潰れたらしい。状況を聞こうと上位SEに近付くと、厚さ
3センチに及ぶ「バグ報告書」を抱えて走り去っていくところだった。
256
名前:
仕様書無しさん
:04/07/24 21:59
>>252
期待はしてなかったさ・・・
ただ、想像以上だったってだけだ。
俺だって好きで携帯開発に入った訳じゃない
嫁と子供を食わせるには仕方ないんだよ。。。
257
名前:
仕様書無しさん
:04/07/24 22:06
>>246
青二才に何ができるというのだ?
せめて10年ぐらい色々見てきた奴おけよ。
258
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/24 22:07
「お願いします。ソースを1から作らせてください」
「駄目だ。今あるものを最小限の変更で動くようにするのだ。」
「無茶です!」
「分かってくれ。他のチームとのインターフェイスをこれ以上変更できないんだ」
俺と上位担当者とのやりとりを、配下の上等兵達が心配そうに見つめていた。
インターフェイスとは、最上位関数のインターフェイスだけではないのだ。
スパゲッティの中には多くのグローバル変数が操作されている。他のチームも
度重なる仕様変更の末に、当初は整然としていたソースが俺たちの請けた物と
同じようにスパゲッティ化しているという話だった。
4週間目、俺は本部に残業代の申請をしたのだが、「もう少し待ってくれ」の
一点張りだった。
上位担当者が倒れて1週間、俺たちはプロジェクトの中で盲目となった。
隣の新しいチーム(そこの後続部隊)では、連日ローカルな仕様変更が口頭で
伝えられてくるようで、着任早々に祭りになっていた。
俺たちの担当ブロックも、何らかの仕様変更に晒されているはずだったが、
連絡は全く来ない。
259
名前:
仕様書無しさん
:04/07/24 22:14
うっわー、見るのも嫌になってくるような状況だなぁ
260
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/24 22:16
情報が途絶えてから2週間後、上位会社の担当者が突然替わった。
理由は一切知らされず、業務の引継ぎも無かったらしい。新しい上位担当者は
俺たちから情報を集めて仕事を始めた。プログラム経験は全く無いそうで、
技術的な話になると俺たちの言葉は通じなかった。
派遣開始から1ヵ月半が経ったが、業務上の連絡手段は相変わらず口頭と紙切れ
メモぐらいで、メールのアカウント申請も伝言ゲームの途上で自然消滅してしま
ったようだ。上位会社の担当者は俺たちに構っている暇は無くなり、現場に来て
いるのかもしれないが、机にはカバンが置いてあるだけであった。
噂を立ち聞きすると、山のようなバグレポートの事務的処理に追われているよう
だった。しかし、そのバグは俺たちの前任部隊の頃のもので、あれから仕様の
大幅変更が入っているはずだった。しかし、当時のバグレポートの事務処理を
終えてからでないと俺たちの版数からのバグには対応できないとの事だった。
テスト要員チームでも、テスト仕様の変更頻度が彼らの業務処理能力を大きく上
回り、前任部隊のバグによるバグレポートを尚も増殖しているところだった。
俺たちのコードはその後回しにされていた。
261
名前:
仕様書無しさん
:04/07/24 22:24
数日後、上位会社の担当者が仕様書を持ってきた。
俺たちの知らない内に、版数がメジャーで5つも上がっていた。
まず、グローバル変数の大幅な見直しがあった。共有データの仕様が大幅に
変更されていた。基本クラス内で使用する殆どのメンバ関数の中で、それを
参照するように仕様が変わっていた。参照だけでなく、更新もするのだ。
しかし、最上位でオブジェクト間の依存関係を説明する個所が、初期バージョンで
暫定的に抽象的にかかれていた時のままなので、今回の変更がどの程度の規模なの
か分からなかった。ただ、関数の一覧リストがまた一新されていた。
スケジュールは当初の予定のまま、固定されている。この件については、上位会社の
担当者に何を問い合わせても無駄であった。
262
名前:
仕様書無しさん
:04/07/24 22:29
なんか知らんが、うちのプロジェクトでは
ミドルウェアチーム担当のソースをアプリチームが自分で
解析・コーディングし、ミドルウェアチーム担当はチェックインされた
ソースを見てコードチェックをする
という作業形態が成り立っている
つまり、ミドルウェアチームはソースチェック以外やってない
なのに、作業進捗表はあがっていっている・・・・謎だ。
263
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/24 22:32
HNを入れ忘れた。疲れが溜まっているのかもしれない。
ホテル生活が始まって2ヶ月が経った。その間、1度も群馬には帰れなかった。
土日はすべてスケジュール回復対策会議のようなものに駆り出されて、膠着
状態の会議に何時間もの間、発言権も無くただ同席させられた。
さすがに2等兵たちは週末には帰らせた。夏になると横須賀の海を楽しんで
気分転換をしてくれているようだった。「今を、その一瞬を今のうちに楽しんで
おいてくれ」俺達は思った。
会議では、俺たちの担当ブロックの仕様を根底から覆すような方針が、一時的に
とはいえ何度も打ち出されると、冷や汗が出た。
10万行に及んだスパゲッティは、俺たちの日夜の努力によって5万行にまで減った。
ここへ来て、コメントが普及してきた。そう、俺たちが手がけるまで、コメント
なんていうものは全く無かったのだ。
今年は暑い夏だな、俺は深夜に外を歩いている時にちょっとした目まいを感じた。
睡眠時間は何とか4時間程度は確保できているが、これだってかなり無理をして
確保しているのだ。
264
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/24 22:41
何時の頃からか、アプリの担当チームとドライバの担当チームが、上位会社を
通じて直に情報連絡をするようになってきた(相変わらず口頭ベース!)。
ミドルウェア部隊がバグレポートの大量発生を起こして、事務処理の為にハング
アップ状態に陥ってしまったのだと聞かされた。
アプリとドライバのインターフェイスの擦り合わせが始まると、俺たちのブロックは
最上位関数からまず歪なものになっていった。バグが出たらその発生階層がトレース
出来ないという状況に陥って既に1週間が経った。
そんな状態になってから、カーネルの仕様変更にもかなり振り回されるようになり、
自分でも何が基準なのかが本当に分からなくなってきた。
何が基準、いや、何が本当の仕様なのか?それすらも確認する手立てが無くなった。
担当チーム毎に主張する「仕様」が異なり、それを調整する部門も機能していない。
現場は混乱、というより混乱の内容すら正確に把握できている者がいなかった。
少なくとも、俺たちがコミュニケーションを許されている範囲では。
265
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/24 22:49
この期に及んでも、下位の関数すら1からの作り直しは許されず、
既存のコードを編集して直すようにとキツク言われていた。
修正個所では必ず元のコードをコメントアウトして残すように言われて
いたが、それを口頭で伝えられた頃にはスパゲッティのサイズが既に1/2
に縮まっていた。俺はその事実を上位会社の担当者に伝えた。
数日後、伝言が口頭で伝わってきた。
俺たちが派遣されてきた当初のソースを、全てコメントアウトされた形で
ソース内に復元させろ、とのお達しだった。
「そんな、無茶ですよ。ソースの可読性が損なわれます!」
「至上命題だ。戻せ。コメント形式で。」
その一言のために、俺たちは丸々1週間、ソースの復元作業に追われた。もはや
合理化した個所ですら可読性は原形すら残っていなかった。全てをやり終えたとき、
俺たちには疲れた笑いが溢れた。久々に表情筋が動いたのか、非常にぎこちなく
なっていた。それでも上位会社とその更に上の者達よりはマシな顔だった。彼らは
全くの無表情、というか、強迫観念に駆られた顔であった。
266
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/24 22:50
少し疲れを癒せたので、これから仕事に戻る。
今月もPHS代が高くつくなあ。
267
名前:
仕様書無しさん
:04/07/25 00:44
わははははははははははははははははははははははははははははははははははは。
凄く楽しく読ませていただきました。今後も頼みます。
その苦労が報われる日は来ないと思うけど。
268
名前:
仕様書無しさん
:04/07/25 02:08
なんだか俺のところと特徴が一部似てるんだが…((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
でもこんなになってないしなぁ。
昔々、外部設計をすっ飛ばして作ろうとした所があtt
269
名前:
仕様書無しさん
:04/07/25 02:59
読んでるだけで痛い…
というか、ネタだよな、ナ!? ネタだって言ってくれ…
270
名前:
仕様書無しさん
:04/07/25 04:57
愚かしい話だよな…
無能どもが指揮を執る、地獄の戦場か。
271
名前:
仕様書無しさん
:04/07/25 14:10
YRP常駐君はそれがいかにも自分達だけの特別なケースであるように
語っているが、どこでも同じような状況だという事に気付いて欲しい。
もっと世間を知って欲しい。
祭りは君のところだけじゃあないんだ。
272
名前:
仕様書無しさん
:04/07/25 14:20
>>271
非情だな。そんな事はYRP常駐も分かってると思うが。
デスマになってる人の話を聞くくらいの心は持てよ。
273
名前:
仕様書無しさん
:04/07/25 17:19
>>271
それを関係者だけの事実にして隠してたら、いつまでたっても現状は変わらないけどいい?
そういうことだろ
274
名前:
仕様書無しさん
:04/07/25 19:08
>>271
>YRP常駐君はそれがいかにも自分達だけの特別なケースであるように
本当に特別なケースだったら、関係者が見れば誰が書いたか一発でばれるだろうなw
275
名前:
仕様書無しさん
:04/07/25 20:19
まるで、プラトーン並みの悲惨さですね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00008ILL8/249-6054522-6640349
かくゆう、私も後遺症が。。。
276
名前:
仕様書無しさん
:04/07/25 20:49
>本当に特別なケースだったら、関係者が見れば誰が書いたか一発でばれるだろうなw
それが一般的すぎてどこの企業か全く特定出来ないのも、かえって恐ろしい
業界だな。
277
名前:
仕様書無しさん
:04/07/25 20:57
YRPもヒマなとこは結構ヒマなんだよね
つか忙しいのはメーカとかベンダだけでしょ
278
名前:
仕様書無しさん
:04/07/25 21:04
>275
どうせネタでいくなら、軍曹以下が派遣された現地で最初に見たものが、
黒い死体袋に運ばれる前任部隊の亡骸だったりすると凄かったのだが。
279
名前:
何をいまさら
:04/07/25 21:17
横須賀 陸の孤島 プリズン
280
名前:
仕様書無しさん
:04/07/25 21:24
この中で、この人類最大の愚行を2015年ぐらいに映画化する
奴はいないのか?
281
名前:
仕様書無しさん
:04/07/25 21:38
YRP残酷物語
282
名前:
仕様書無しさん
:04/07/25 22:15
YRP食人族
283
名前:
仕様書無しさん
:04/07/25 23:54
YRP常駐from群馬氏の関わっている開発が成功しても、プロジェクトXじゃあ
扱ってくれないだろうな。扱ったとしても、上位階層の会社しかその功績を認め
られないだろうな。
俺は、YRP常駐from群馬氏が愚痴を書き込んでいく内に個人を特定されて祭られる
事に期待。
284
名前:
仕様書無しさん
:04/07/26 10:33
俺はむしろ、ケータイ業界にひそむ「小熊ちゃん」並のネタを期待。
285
名前:
仕様書無しさん
:04/07/26 20:34
http://tmp4.2ch.net/test/read.cgi/lobby/1090674360/l100
………韓国のケータイには既に搭載されていたこともあったっけ?
日本ではこんな事故ないのにね。いつ起こる?
286
名前:
仕様書無しさん
:04/07/26 21:20
>>285
スペインの列車爆弾テロって、携帯つかって遠隔操作で爆破させたんでしょ?
287
名前:
仕様書無しさん
:04/07/26 21:56
運用、監査って大事だなぁと思いました。
YRP氏のご冥福をお祈りいたします。
288
名前:
仕様書無しさん
:04/07/26 23:25
そういや韓国の携帯って、別に火薬が仕込んであったわけでもないのに、
爆発したことがあったよね。 韓国の携帯業界の技術はかなり先進的なようですね。
289
名前:
仕様書無しさん
:04/07/26 23:56
>288
必殺、「逆付け電解コンデンサ」かもよ。
290
名前:
仕様書無しさん
:04/07/27 10:16
バッテリが粗悪コピー品が出回ってるとかアレじゃなくて?
ICも搭載してないようなバッテリつかって過充電→爆発とかそんなんじゃないの?
291
名前:
仕様書無しさん
:04/07/27 11:42
爆発といえば、ノキアと京セラ。
292
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/27 23:04
最初に壊れたのは2等兵だった。
折角5万行程度にスッキリさせたソースに前のソースを復元させるヴァカげた
作業のお陰でソースは一気に15万行程度になってしまった。旧版をコメント行
として全て復元させられたのは初めての経験だった。
その頃から2等兵の顔つきが怪しくなってきた。
そのソースを提出した翌日、コンパイル担当の者(朝から晩までコンパイル!)から
伝言が伝わってきた。
「ダブルスラッシュなコメントは禁止だと伝わっていなかったのか?」
「は?」
丁度俺は仲間全員分の出張旅費の清算の為に群馬に戻っていた。
上等兵は別件で突っ込まれたドライバの改造作業にハマリ込み、コメント行の
話は2等兵達に直接指示が行った。彼らはそれを全て「手作業」で対処した。
俺は出張旅費の生産を終えて皆が立て替えた宿泊費(1人10数万円)を手に、YRPへ
戻ってきた。電車の中では久々に熟睡した。目覚めた時はカバンの中の現金を
何度も確認したものだった。
293
名前:
Yachiyo_Evolution
:04/07/27 23:17
その日は何だかんだと戻ってくるのが夜になってしまったので、ホテルに戻った。
横須賀のホテルだ。YRP野比駅周辺ではなかなか予約が空かない。
事務所の上司は開発現場を一度も見に来てくれなかったせいか、現状を全く理解
してくれず、援軍も残業代も却下されてしまった。俺はその事を仲間に伝えるのが
心苦しかった。ついでに、出張旅費の前借も却下されてしまった。
「そんなにかかるはずは無いだろう?」の一点張りだった。
ホテルに戻ると、上等兵の一人に会った。手に抱えたコンビニ袋にはエロDVDが
透けて見えた。ノートPCはホテルの部屋での数少ない楽しみであった。
俺は部屋に戻ると作業進捗表の作成の為に、自分のノートPCを開いた。俺のには
DVDは搭載されていない。こいつも大分くたびれてきたようだ。Safe Modeが多く
なってきた。仕事を始める前に、仲間の部屋を回って、出張旅費を手渡してきた。
その時には、何も異変は感じなかった。
294
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/27 23:33
>293
邪魔をするんじゃない!
(続き)
ホテルに戻って出張旅費を皆に配ると、疲れが溜まって俺は眠り込んでしまった。
翌朝目が覚めてみると集合場所には上等兵しかおらず、仕方ないので残りのメンバ
とは現地で落ち合うことにした。
始業時間になっても2等兵の姿が見当たらなかった。
上等兵たちもワケが分からない顔をしていた。
やがて上位会社の担当者が来ると、とにかく何でもいいから昨日頼んでおいた
コメント行のダブルスラッシュ修正をやり遂げてくれ、と頼まれて俺は自作の
プログラムを久々に使って変換作業を片付けた。変換済み個所が1割くらいスキップ
した事は気にしていなかった。
俺は隙を見て廊下に出て、ホテルに電話を入れた。
「ヌルポさんとデスマさんは今朝早くにチェックアウトしておりますが」
ついに脱走兵が出た。脱走兵が出ると、依頼主からの厳しいペナルティが課せられる。
それからというもの、俺たちは脱走した2等兵の分まで作業ノルマをこなさなければ
ならなかった。
翌日上司に電話すると、
「辞めたよ。」の一言だけ聞かされて切られた。
「2人ともですか?」という俺の声が届く前に切られた。
295
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/27 23:40
折角ウィークリーマンションを確保できるように会社と交渉してきた
というのに、脱走兵が出たという事で俺たちはそのままホテル暮らしを
命じられた。
毎日朝は駅前のハンバーガー屋だし、このところ体の調子も少しおかしい。
何と言うか、太ってしまった。
現場では2等兵の事を思い出す頻度が減ってきた。それぐらい忙しくなってきた。
この頃から仕様書が改版されても読まなくなってきた。どうせ数バージョン前のが
遅れて届いたんだろうし。
上等兵たちもそれぞれ版数の異なる仕様書を愛用し始めてきた。ところどころ都合の
良いように自分で赤ペンで書き換えているし。
何か、少しずつ歯車が狂い始めてきた。
そういえば、上位会社の担当者も1週間ほど顔を見なくなってきた。彼の同僚に聞くと
「変ですね。夏休みは取っていなかったはずですが」と返ってきた。
296
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/27 23:47
ハード屋の方で珍しく祭りが起きていた。いや、普段から祭りのようなのだが
俺たちが気付いていなかっただけだった。
何でも、ブレッドボードの作成&評価日程がスケジュールから押し出されて、
一気にハードだけでも最終製品に仕上げてしまうとの事だった。
俺にはそれはどれほど大変な事なのか分からなかった。所詮はハードの話だ。
所詮はハード、俺たちには無関係。
そう思っていられたのは、ES製品のASIC(プロセッサ内臓)に付いているはずの
JTAG-ICE端子が基板設計ミスによってボード上に繋がっていなかったと知るまでの
間だった。
「ICEが繋がらない?」
「端子にジャンパ線繋げれば出来るはずだろ?」
「それがBGA品なんです。ジャンパは不可能です。」
それを横で聞いている時には、意味が分からなかった。
297
名前:
新卒
:04/07/27 23:51
おもしろすぎるッス 。・゚・(ノ∀`)・゚・。
298
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/27 23:55
翌日から、ハード屋が職人部隊となった。あのきめ細かいボードに何やら
改造を加えて、何でもASIC実装前にジャンパ線を付けているようにも見えた
のだが。
とにかく、デバッグ用に予定していた台数に全然足りないのだ。
俺たちの割り当て10台も、1台を手に入れるのが精一杯だった。それもちょっと
衝撃を受けるとICEの接続が断線してしまう有様だった。
「こんなの使えるか!」と次々にソフト屋はハード屋にケータイを叩きつけた。
彼らも数日寝ていない。暴言に無反応であった。
最後に、上位会社のその上の会社のSEが来て、デスマで疲れきったハード屋(尚も
半田付けで忙しい)の前に座り、一言。
「あんたたちさぁ、やる気あんの?」
少しだけ沈黙の間があった。
ハード屋は黙って、その上位SEの手の甲に半田コテを押し付けた。
「うぎゃぁぁぁぁああああああ!」
299
名前:
仕様書無しさん
:04/07/27 23:57
そのころ・・・
先に消えた2等兵たちの息遣いがもどりつつあった。
土気色だった顔色も赤みが差してきて・・・もう1時間もすると
失踪前の彼らと区別でなくなるだろう・・・
ただ、時折・・・一瞬ではあるが、口元から触手のようなものが
シュル・・シュルシュル・・と出てくることと、床を這う蟲どもを
つい捕らえて食べてしまう癖が新しく現れたことを除けば・・・
300
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/28 00:03
それを火蓋に、ハード屋とソフト屋の乱闘が始まった。
「ざけてんじゃねーぞ。ゴルァ!」
「上等だ、コラァ!」
こんな現場を上位の上位の会社の人に見られたら…、
なんと彼らも当事者になって暴れていたのだ。
「軍曹!この場はひとまず逃げましょう」鼻血を流した上等兵が脱出を提案した。
俺も殴られている最中だったが、彼の提案に従ってその場を離れた。足にしがみ付く
奴がいて、よく分からずに蹴りを入れて逃げた。
喫煙室に行ってタバコに火をともす。よく見たら上等兵の鼻が折れているように
見えた。俺は指を差して教えた。彼は笑った。苦笑いだった。
途切れ途切れな笑い声は、次第に泣き声へと変わっていった。そしてしゃがみ込んで
嗚咽し始めた。夕日の眼にしみる喫煙室にいるのは、俺たち3人だけだった。
俺は窓際に立ち、尾崎豊の「街路樹」を歌い始めた。
301
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/28 00:05
その頃、自宅でえろげーに勤しんでいた2等兵は、ついに出なく
なったにもかかわらず奮い立つ股間をただただ刺激しつつ黙々と
画面を眺め、ときおりマウスを動かしていた・・・
302
名前:
仕様書無しさん
:04/07/28 00:06
群馬人って暇なんだな
303
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/28 00:15
翌日、緊急会議が開かれ、俺たちを含めた開発関係者一同が大会議室に
召集された。昨日の騒動の件だった。無理も無い。
しかし、吊るし上げられたのは乱闘から離脱した俺たち3人だった。
業務時間中に現場を抜け出して喫煙室でサボッていた事を責められた。
現場に残っていたって仕事どころではなかったハズだ。
午後になって鼻の治療を終えた上等兵も合流し、俺たちは一応業務を再開した。
ここへ来てから作った20冊のノートの半分がゴミ箱の中で燃えカスとなっていた。
ケータイ端末も10個ほど砕かれて捨てられていた。
最大のダメージは、レンタル品のICEの破壊であった。誰だ?こんなコトをしたのは。
ハラワタが煮え繰り返る思いだった。
次の日になると、皆乱闘の事を嘘のように忘れてデバッグを再開した。
ハード屋は、割れたメガネを嫌味のようにそのままかけていたが。
俺たちの仕事もあの酷いスパゲッティから随分苦労してやっと動作可能な
ものに仕上がってきた。後は異常系の試験だ。障害発生の半分は仕様制限で
許してもらえるので、少し気が楽になってきた。反面、再現性の極めて低い
バグに遭遇すると、目まいがするものだ。
304
名前:
仕様書無しさん
:04/07/28 00:19
>>303
> 反面、再現性の極めて低いバグに遭遇すると、目まいがするものだ。
リ、リアル・・・w
「500回中4回発生」とかだと、眩暈するもんな。
305
名前:
仕様書無しさん
:04/07/28 00:20
正直途中にはさむネタはいらねえ
ガキの受けはいいのかもしれんが
306
名前:
仕様書無しさん
:04/07/28 00:21
>>302
暇だから書けるんだよ。本当に疲れてるなら、こんなの書かないで寝るだろ。
307
名前:
仕様書無しさん
:04/07/28 00:22
鼻を突くすえた匂い・・・太古の地球が閉じ込めた空気が少しづつ染み出しているような壁
地の底から響いてくる声とも振動ともつかない音・・・まるで、そう・・生命の進化の過程で
闇にこぼれ落ち、地の底深くもぐりこんだ者どもの恨みにも似た濃厚な気配が立ち込める中、
2等兵(だったと思われる者)たちは、残された僅かな記憶の糸を少しずつ紡ぐように
言葉にならぬ言葉を発し、5本の指をそれぞれが別の生き物のように緩慢に動かすのだった・・・
308
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/28 00:22
次に出張旅費の清算に戻った時には、ガラクタ置き場にされていた俺の机の
引き出しに何やら包み物があった。
「?」
俺は警戒しながら封を開けてみた。
中にはワイヤレス光学マウスが1個入っていた。
手紙もあった。
「軍曹殿。この度は戦線離脱の非礼を申し訳ありませんでした。
自分にはあの地獄は耐えられませんでした。ただ、軍曹殿には
本当にお世話になりました。いつも僕たちを人間扱いしてくれたのは
軍曹殿だけでした。
これはほんの気持ちです。軍曹殿は現場でいつも朝一番にマウスの動きが
渋いって愚痴をこぼしていたので」
2等兵の1人は、夏の寸志の全額を使って俺にマウスをプレゼントしてくれた。
俺はガラクタ置き場の机の前で、暫くフリーズしていた。
309
名前:
新卒
:04/07/28 00:25
これは実話なんすか?来年からこの業界なんだけど…
背筋が寒くなってきますた。
ところで、本物さんはトリップをつけて欲しいッス。
310
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/28 00:46
デバッグも後半に差し掛かってきたときに、上位会社の担当から例によって
口頭の伝言が届いた。
「ミドルウェアのデバッグが完了したから、アプリも対応して修正するように」
「は?」
「そうそう、修正する時は修正前のコードを全てコメント行にして残す事を
忘れんようにな」
ミドルウェアの仕様書が手渡された。インターフェイスは跡形も無く変わっていた。
「あの、まるで別物に見えるんですが」
「ああ、今一番先端を行くミドルウェアだ。研究所で開発したばかりなんで、
分からない事があっても俺たちに聞かないで欲しい」
それから2ヶ月、ハード屋達に
「ソフトが遅れちゃ俺たちの努力も報われないよな」
と罵られながらも新ミドルウェア対応にアプリを修正し、デバッグに勤しんだ。
あれから俺には、ハード屋の手にする半田ごてが武器に見えてしまう。彼らが
それを手にしている時は、臨戦体制に違いない。刺激してはならない。
新ミドルウェアに関して質問すると、情報伝達の経路が長くなったのでレスは
極めて悪い。質問への回答は2週間たって1/20の割合でしか帰ってこない。
上等兵たちはソースを読んで対処しているので、俺もそうするようになった。
311
名前:
仕様書無しさん
:04/07/28 00:47
>>309
乱闘とか暴力はまだ聞いたこと無いが
あとは実際に有り得る
312
名前:
仕様書無しさん
:04/07/28 00:57
漏れ、某Tにいたけど。。。
あそこも酷かったけど、こんなに酷くはなかった。
数倍マシ。
313
名前:
仕様書無しさん
:04/07/28 01:00
>>310
家 庭 用 R O M で そ の 手 の 人 が っ く り と か だ っ た ら 笑 う
314
名前:
仕様書無しさん
:04/07/28 01:01
分断され、あるいは欠落し・・・時間的にも空間的にもその関連付けの殆どを失った
2等兵(だったと思われるもの)どもの記憶は少しづつ・・少しづつ元の・・しかし欠落
した部分は何か別の・・禍々しい者どものそれと置き換えられて・・構築されて行った
同時に関連付けを失った記憶もまた・・意味を失ったただの記号として・・しかし今後
の彼らの行動に深く影響するキーワードとして、記憶を構築する断片として組み立て
られて行った・・・
かれらはその言葉・・・意味を持たないただの記号「・・・ス・・ラッ・シュ・・」が自分の
意識から言葉として浮かびあがって来るたびに、何か押さえつけられない衝動に
駆られるのであった。
315
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/28 01:01
新ミドルウェアへ置き換えてからというもの、ケータイの操作感が著しく
重くなった。メニューの切り替わりの遅さが絶え難い。
「ちゃんとメモリ管理をやるとこうなるのだ。軽くサクサク動くケータイの
メモリ管理は皆インチキだ。あれじゃあいつかハングアップするに決まってるさ」
ようやく説明に来てくれた上位の上位の上位の会社の研究所のヤツはそう言った。
ミドルウェアの立ち上げ期間中、その研究員がいてくれたのだが、言っているコトが
チンプンカンプンで半分以上分からなかった。
上位会社の担当から口頭で聞かされたのだが、ASIC内のプロセッサのメモリ制御に
バグがあってそれで速度が低迷していたらしい。改善されれば処理速度が2倍になるので
その分ソフトも安定性の良い手法で開発できるようになったんだ、ありがたく思え、と。
しかし、情報が依然まともに伝わって来ないし行かないので、デバッグはなかなか
進まなかった。隣の部隊に届く仕様書と時間差があって、マイナーバージョンで5ぐらい
遅れているのだ。そのくせテスト時には、俺たちブロックにバグが多い事を責め立てられる。
ICEの臍の緒が切れるたびに、あの嫌味なハード屋のところへ頭を下げて直してもらいに
行く。作業中ずっと嫌味を言い続けるのだ。
316
名前:
仕様書無しさん
:04/07/28 01:06
>>315
いい加減仕事に戻りなよ。これ以上続けると警告出すぞ。
パケット監視ログがあるから言い訳は出来ないからね。
317
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/28 01:11
研究所の連中が予定を終えて引き上げる時に、言われた。
「君たちにはちょっと難しすぎたようだね。
もうちょっと勉強した方がいいんじゃないの?」
関係無いの隣のチームの奴等も笑った。机にある仕様書の版数は、俺たちの
よりもメジャーで1つ先を進んでいるみたいだし。それは見なかった事にした。
翌日、上等兵たちが隣のと同じ版数の仕様書を手に入れていた。仕様書は
俺を通してでないと彼らの手には渡らないはずなのに。不思議だ。
昼食の時に上等兵が言った。
「あの嫌味ったらしい奴らの仕様書と、俺たちのとスリ替えてきましたよ。
ちゃんとコピーして数も合わせてあのチーム皆のをスリ替えたから、
誰も気付きませんよ」
それから2〜3週間の内に非難の矛先が変わっていったので、俺は会社に対する
業務進捗報告で上等兵たちを高く評価して記録した。何だか自分まで共犯者に
なった気分だ。
上等兵たちは仕様書のスリ替え工作を日常的に続けた。
そして、ある日現行犯でバレた。
(今日はここまで)
318
名前:
仕様書無しさん
:04/07/28 01:17
ネタで着色しても、関係者が見れば事実が見えて
軍曹殿の人物が特定されるのも時間の問題だな。
319
名前:
仕様書無しさん
:04/07/28 01:35
Nだろか?
トビイワだろか?
320
名前:
仕様書無しさん
:04/07/28 05:15
量産ソフトFIX〆age
321
名前:
仕様書無しさん
:04/07/28 06:20
>>309
同志ハケーン!
このスレ見てると不安になってくるよな。
新卒で携帯開発は無謀かやっぱorz
322
名前:
仕様書無しさん
:04/07/28 08:11
この話のメインはここだな
>ハード屋は黙って、その上位SEの手の甲に半田コテを押し付けた。
>「うぎゃぁぁぁぁああああああ!」
323
名前:
仕様書無しさん
:04/07/28 08:16
メインというか、嘘っぽさの最拡張点。
324
名前:
仕様書無しさん
:04/07/28 09:28
なんで分散コンパイルしているのに、
他のところのコンパイルが通るまで待たなきゃならんの?
会議で何話してきてるんだ?
分散開発環境構築のためにarchぐらい入れることは考えつかないのか?
325
名前:
仕様書無しさん
:04/07/28 17:48
ゴルァ!N900i作ったの誰だ!?
レスポンスが激悪!
不良品レベルだぜ。
326
名前:
仕様書無しさん
:04/07/28 20:58
それにしてもひどいメーカーだな。
そのメーカーの名前晒してくれ。
金輪際買わないから
327
名前:
仕様書無しさん
:04/07/28 22:02
実話にしろフィクションにしろ
面白かったよ。上の話
まぁそれに近い感じの現場は
よくあるんだけどね
328
名前:
仕様書無しさん
:04/07/28 22:05
フェアトレードの考え方を携帯の開発に取り入れたほうがいいんではないだろか。
奴隷の作ったコーヒー豆を買ったらいかんのですよ。おまいら。
329
名前:
仕様書無しさん
:04/07/28 22:12
>>328
フェアトレードもいいけど、仕事の評価がいまだ確立してないのが
この業界のまずいところ。
330
名前:
仕様書無しさん
:04/07/28 22:14
>>328
まずお前が買わないことだな
331
名前:
仕様書無しさん
:04/07/28 23:03
>>326
現場がそれだけ酷使されてやっと今のレベルのが作れてるわけ
332
名前:
仕様書無しさん
:04/07/28 23:16
>>326
どのメーカーも新しいのは
これと50歩100歩だから
PDCにしとけってことだな
333
名前:
仕様書無しさん
:04/07/28 23:21
そりゃ困るよ
試験やってくれる人が居なくなる
334
名前:
仕様書無しさん
:04/07/29 00:43
>>328
北欧家具は商売になってるのだろうか、と、ふと思う。
335
名前:
仕様書無しさん
:04/07/29 07:43
>>332
PDCなんてますます費用もかけてもらえなk(r
336
名前:
仕様書無しさん
:04/07/29 10:33
>335
うむ・・・。シクシク
337
名前:
仕様書無しさん
:04/07/29 10:58
>>328
そんな事したら買える製品が無くなるじゃないか!
338
名前:
仕様書無しさん
:04/07/29 20:02
同じマとして仲間への虐待(としか言いようがあるまい)も腹が立つが、
ソース直すたびに前のソースをコメントで残せなんて、バージョン管理も
ロクにできない企業の製品なんて買う気がしない。
ぜひともメーカー名を晒して欲しい。絶対に買わないようにするから。
339
名前:
仕様書無しさん
:04/07/29 20:22
>>338
うまく誘導してメーカー名を晒させようとしてるなw
そんなもん、どこでも大なり小なりうわなにwsりゅ
340
名前:
仕様書無しさん
:04/07/29 23:11
YRP常駐from群馬のとこって…上の奴らはCVSとかVSSとかの存在を知らなさそうだな。
時代遅れというかナンセンスというか…
よかった。うちはちゃんとソース管理してて。
341
名前:
仕様書無しさん
:04/07/30 00:36
個人ではcvs使ってるけど、チームでcvsを導入するのは、教育という
マンドクセー作業をしなきゃいけないし・・・しかも、先輩に説明するってのも
アレだしな。
rcs、cvs、ナニソレ、という連中ばっかなんだよ・・・・
携帯じゃないけど、同じコンシューマ向け組み込み屋。
342
名前:
仕様書無しさん
:04/07/30 03:44
CVSの導入に教育って必要?
そんなの受けた覚えも、教えた覚えもないな。
343
名前:
ななし
:04/07/30 07:52
一応一通り教育しないと、ソース変更した後にupdateしないでcommitして
ぐちゃぐちゃにする奴とかが出るぞ。
344
名前:
仕様書無しさん
:04/07/30 08:39
>>342
教育ってほどのものじゃないけど、説明ページを用意するなどして最低限の確認はやってるよ。
共同で使う物なんだから、認識あわせは絶対必要。仕様と一緒。
345
名前:
仕様書無しさん
:04/07/30 14:08
そもそもupdateしないとcommit拒否されなかったっけ?
346
名前:
加茂
:04/07/30 16:12
,.r<弌ヾヾヾヾヾヾ`ト`、-、__
/-ニニヘヾヾヾヾヾヾヾヾヾヾ`ー-、
./ー二e `゙ `゙ ゙`ヾヾヾヾヾヾヾヾ、シナヘ
仁一彡 ゙、ヾ、ヾヾ ゙ヘイ〃メ入
f‐ニ=ツ ,.' - 、 __ チ彡ニ┤
!彡ニヽ ` ー -- 二 _ー_-- 三ニ-}
V;〃ラ /〃ニー  ̄ メ二ーヲ
ハテj ,. ニ、 、 、tヘヾi、 ヾミニソ
.l. レ < (・) > .; .;:' ,.= 、 lミ,‐ヲ
! l 、  ̄ ,! .i < (・) > レ' ノ
l ト 、 ` '"´ ,! l 、  ̄ , : ,j
`1゙ヽ ,! l ` ´ ,.イ ,/
l '; ,.:' (´,、 ,. ヽヾ ,.:' /`
.| ; ,:' ` ´ ′ヽ ,.' /
! ; ,.' _,,,_ __ ; ;' /
', ゙、"ー-ニニニ=ヽ ,.' /
ヽヾ `ー--'''ー-一''′ /
`ヽ、 、 _ノ/
` ー--一''''"´
仙台の緑ヶ丘に住んでいる
わしの妹のところに無言電話をかけてくるやつは許さん
電話会社に盗聴させるぞ
347
名前:
仕様書無しさん
:04/07/30 17:23
>>341
もともと組み込み関係ってソースのサイズが小さかったり、
1つのソースファイルで1つのプログラムを作るというスタイルが
多かったから、ソース管理システムの存在自体、知らない椰子が多い
んだよ。えらそうに言う漏れも、そういうシステムは使ったことがない。
348
名前:
仕様書無しさん
:04/07/30 20:51
>>340
群馬なんたらはバージョン管理云々以前の問題のような飢餓する。
349
名前:
仕様書無しさん
:04/07/30 23:41
もういやだああああああああ
帰りたいいいいいいいいい
台風で無理だけどな ヘ(゜∀゜ヘ)アヒャ
350
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/31 00:07
事態を打開する為に、緊急会議が開かれた。
テスト要員を一気に5倍に増やして、人海戦術によるデバッグが賢明だと
トップが判断した。トップって社長ではないのだが、俺の会社の上位の上位の・・・
に位置する本部長なので、とっても偉い。俺たちの身分から見たら、与党の政治家
並かもしれない。しかし俺たち兵士には選挙権すらないのだ。なぜなら、選挙の日は
必ずデスマ生活を送っているからだ。
そんな衆議院議員並みの政治力を持った本部長(以下、少将と呼ぶ)が決めた方針なので
誰も逆らえなかった。
すぐにも近隣の都市から派遣社員の吸い上げに入った。派遣会社も今までに無い大盛況
なので、経験の有無を問わずにフリーターまで含めて確保に走った。すぐにも現場は
雑兵で溢れ返った。開発現場では猫の手も借りたい状況なので、面接中もヘッドフォン
ステレオとサングラスを外さないスキンヘッド野郎ですら雇われた。
351
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/31 00:16
その人数に対してテスト仕様書を配布して理解してもらうのは、非常に労力を
要した。配布して説明しているそばから改版が行われるので、1日に何回も
長蛇の列になった。中には、並ぶのが面倒くさくて、ゴミ箱から「お下がり」を
拾ってきて、版数だけ上手に書き直して使っている者も少なくなかった。
俺たちでさえ最新の仕様書にあり付くのは難しく、常にメジャーで1つ以上古い
版数だった。前に他のチームの仕様書を盗難した前科があったので、その辺を
物色しているだけで嫌な目で見られるようになっていた。
奴等はまず言葉がなっていなかった。
「Hey!旦那、バグ報告書ってどう書いたらいいッスか?やっぱ、パソコン使って
書けなキャいけないッスか?…え?まじッスか?」
奴等がケータイの新機種で遊べる、という幻想から目覚めていく様はそれなりに
面白かった。徴兵制の無い日本では、こういった戦場でも体験しておく事が必要だ。
352
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/31 00:29
奴等は本気で、ケータイで出会い系サイトにタダでアクセスし放題、という職場
環境を期待していたようだった。上位会社も奴らのタコ部屋に設置するPCを非インター
ネット環境にしていたようで、その措置だけは珍しく賞賛に値した。
それでも、PHS繋いで自費でエロサイトにアクセスしまくっている者が数名いた。
バグ報告書にネタを書きまくる奴等がいたが、最初の1週間で粛清された。
テスト要員が本来の目的で稼働できるようになるまでに、およそ3週間がかかった。
上位会社が人脈を辿って体育会系の社員を要所要所に配置し、インパール作戦の
準備を手際よく進めてくれた。逃げたいヤツは早めに逃げておかないと、体育会
社員はプロジェクト完遂までタコ部屋の管理を命じられているので、非常に後悔する
事になる。
「まじッスか?」という言葉はその体制が敷かれて2日間で死語になった。
奴等が言葉を発する最初には必ず「押忍!発言させていただきます!」が付くように
なり、気を付けの姿勢を取るようになった。バグ報告書が床に散乱していると、
積極的に「自分がやるであります!」と片付けや整理をしてくれた。
体育会連中が初日に施した「研修」の内容が気になったが、業務が相変わらず祭り状態
なので俺たちは気にする余裕も無かった。
ただ俺たちも、寝不足続きで寝坊による遅刻をした日には、敷地内を何キロも走らされた。
上等兵は「軍曹殿、何か不思議な感覚が宿ってきますね」と活気付いた。俺も同感だった。
そんな思いはすぐに伝わり、俺たちは間もなく彼らの手先となっていった。
353
名前:
仕様書無しさん
:04/07/31 00:30
何か急に三流小説っぽく… ゴホッゴホッ
354
名前:
仕様書無しさん
:04/07/31 00:43
YRP常駐from群馬は無視リストに入りました。
きっと、現場の彼に対するみなさんの態度と同じものだと思います
355
名前:
仕様書無しさん
:04/07/31 00:51
結構楽しく読んでたんだけどな。
・・・ねた切れでつかw
356
名前:
仕様書無しさん
:04/07/31 01:02
YRP常駐from群馬って被害者ぶっているけど、結局は加害者の1人なんじゃないの?
357
名前:
仕様書無しさん
:04/07/31 01:18
面白ければどっちでもいい。
358
名前:
仕様書無しさん
:04/07/31 06:00
さぁ夏休みだ!!どこいこう
359
名前:
仕様書無しさん
:04/07/31 07:03
>>357
禿同。毎日楽しみに待ってるので煽りに負けずに続きキボンヌ
360
名前:
仕様書無しさん
:04/07/31 08:10
> すぐにも近隣の都市から派遣社員の吸い上げに入った。派遣会社も今までに無い大盛況
> なので、経験の有無を問わずにフリーターまで含めて確保に走った。すぐにも現場は
テスト要員って、ゴロつきまで含めてそんなに雇うのか? せいぜい、ポカミス程度の
バグしか見つからんだろ。
361
名前:
仕様書無しさん
:04/07/31 08:35
>テスト要員って、ゴロつきまで含めてそんなに雇うのか? せいぜい、ポカミス程度の
実際、一番よく買ってくれてる上客はそのゴロつき共なわけで。
362
名前:
仕様書無しさん
:04/07/31 12:19
インパール作戦というか203高地と言うか・・・
363
名前:
仕様書無しさん
:04/07/31 12:57
いつのまにか、作風が変わってるな。
作者が変わったのか、あるいは壊れたのか?
364
名前:
仕様書無しさん
:04/07/31 13:00
>>360
夏に、短パンにビーチサンダルで来たヤツなら知ってる。
いつの間にか、いなくなったが。
365
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/31 13:41
作業用のPCが古い。とにかく古い。
Windows98マシン(PentiumPro 200MHz)でHDDは4GBしかないのだ。
マシン自体はWindows95時代のもので、OSだけアップグレードしたものらしい。
メモリは32MBである。それでMS-Office2000がフルにインストールされている。
肥大化した各種仕様書を開くだけでも重いので、もし何か編集しようとすればたちまち
フリーズしてしまう。
そんなマシンでアプリの開発をしているのだが、専用の開発ツール(一応、統合環境という事に
なっているらしい)は新しいPC環境上で作られたらしく、俺たちに割り当てられたPC上では非常に
重い。デバッグ操作で動作エミュレーションができるのだが、その機能が何よりも重く、なんだ
かんだとICEを使っての評価になってしまう。
上位会社と付き合いの深いソフト会社では、FULL-ICEを与えられている者もいるのだが、そういう
者に限ってソフト開発の何たるかを知らずに、ひたすらICEを駆使した力技によるデバッグで
プログラムの作成を進めているのだ。信じられない事に、デバッグしながらソースを書き進めてい
るのだ。
366
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/31 13:41
俺たちは安価なJTAG-ICEのみで、それも5人に1台程度しか割り当てられていない。
言い忘れたが、FULL-ICEを使える階級の連中にはデバッグ用の評価ボード(ハード屋が信号測定を
できるようにスケールアップした実験用のボード)が1人1台割り当てられていて、何も不自由なく
例のデバッグ型コーディングを進めているのだ。そんな手法でも、手下の派遣社員たち…奴等には
派遣社員も技術者レベルが与えられている!!がソース→ドキュソメント変換作業を担っているの
で、上位に対しては非常に見通しの良いアウトプットができるのだ。
反面、俺たちはエミュレーションも実機評価も自分達では満足に出来ないので、最初に設計ドキュ
ソメントを精密に描いて、仲間内で綿密に検討してからコーディング、正確には既存のソースの
修正なのだが、を行っている。勤務時間中にドキュソメント作成は許されておらず、深夜にホテル
の部屋で眠い目をこすりながら自前のノートPCで打っている場合が多い。
上位からは仕様書の配布がいい加減なのに、俺たちの修正したプログラムに対するドキュソメント
要求のレベルは非常に高かった。書式も、技術雑誌のカラーページと比較して遜色の無いレベルで
見栄えを要求されたので、俺たちは雑誌の出版社への転職スキルが身に付くのではないかと、苦笑
いしたものだ。
367
名前:
YRP常駐from群馬
:04/07/31 13:56
使用しているPCのHDDがとにかく切迫しているので、HDDの増設できればPCの入れ替えを何度か上位
会社に要求したのだが、それらは開発費として支払った中から捻出するようにと言われた。JTAG-
ICEのレンタル費用すら半額はうちの会社の負担となっていて、それがそのまま俺たちのボーナスに
反映されているのだ。つまりもう俺たちのボーナスから削るものがなにも無くなってしまったので、
会社も何も用意してくれなくなった。
PC等の固定資産設備を申請するのは最上位会社ですら手続きが厳しく、申請時の機種を半年から1年
後に取得できる有様なのだ。当然、俺たちの声は伝言ゲームの中でフェードアウトしてしまう。
更に、どうやらハード部隊が大掛かりな設備申請を上位の政治力によって無理やり通してしまった
らしく、そのしわ寄せが俺たちにまで及んでいるのだ。
奴等は何を買ったのか?
最上位会社での数ヶ月に及ぶ協議の結果、ハードとソフトを協調してシミュレーションできる開発
環境が必要となったそうだ。しかし、それにはUNIXマシンとHDDレイドが必要になるらしく、その
予算が予想を越えるものだったのだ。まず、UNIXマシンは社内の不要マシンをチューンナップして
使う事になったそうで、その場合HDDに最新機種を使えず、旧型の低容量の物を数多く集めて構築
するらしいのだ。
わざわざメーカーと交渉して旧機種の在庫を最新機種をはるかに上回る価格で調達したのだ。
40GB分を調達するのに俺たち兵士の月給3人分以上がかかっているらしいのだ。
ハード部隊ではCPUを含めた機能の全てをASICに入れているわけだから、ハード&ソフトの協調
シミュレーションも理論上は可能である。ハード部隊とソフト部隊の根強い対立を打開しようと、
最上位会社で何ヶ月もかけて検討したシステムらしい。そこで俺たちのソフトを完全体にして動作
できるらしのだ。祭りを収束に向かわせる画期的なシステムだと、誰もが信じた。
シミュレーションの規模も大きいので、ハード部隊主催で派遣社員をかき集めたシミュレーション
チームが結成された。人海戦術&体力勝負の開発現場に改革が起こる事を期待した。
368
名前:
仕様書無しさん
:04/07/31 18:16
>>367
ちょっとしゃべりすぎの予感…
YRP常駐氏が何やってるかわかっちゃたよ。
369
名前:
仕様書無しさん
:04/07/31 18:25
>>368
ネタが尽きたら吊るし&晒し上げよろ。
370
名前:
仕様書無しさん
:04/07/31 21:16
そっとしてやれよw
371
名前:
仕様書無しさん
:04/07/31 21:22
楽しそうですね。
というかはじめから失敗すると分かっているプロジェクト、使われるほうの身分でいったい何の義理がありましょう。
372
名前:
仕様書無しさん
:04/07/31 21:38
>>371
>というかはじめから失敗すると分かっているプロジェクト、使われるほうの身分でいったい何の義理がありましょう。
Σプロジェクトと同じか。日本ももうダメぽ。
373
名前:
仕様書無しさん
:04/07/31 22:00
>というかはじめから失敗すると分かっているプロジェクト
使う方はそう思ってないけどね(w
374
名前:
仕様書無しさん
:04/07/31 22:49
350から352が一番おもろかった。
375
名前:
仕様書無しさん
:04/07/31 22:50
>368
YRP内でやがて有名人になって、面会希望者(2ちゃねらー)が続出の予感。
そしたらそいつ等集めて会社作って、使われる身から使う身へ転進を期待。
376
名前:
仕様書無しさん
:04/07/31 23:00
DQNがまとめて出て行くのか、いいなそれ。
377
名前:
仕様書無しさん
:04/07/31 23:13
しかし残るのもDQNばっかりという罠だし。
378
名前:
仕様書無しさん
:04/08/01 11:01
DQN要員が
「押忍!発言させて頂きます」
なんて話し方をしたら、俺感動して涙流しちゃうぞ。
379
名前:
仕様書無しさん
:04/08/01 11:08
YRP常駐氏はすでに現場を離れてるんじゃないかな?
言葉の端々から過去の思い出を語っているような印象を受ける。
それにしてもDQNが作ってDQNが買うのが携帯というものなのか・・・
380
名前:
仕様書無しさん
:04/08/01 16:54
一応携帯端末最前線プルグラマだけど全然そんなにひどくないぞ。
YRP群馬氏から見ると、多分上位の上位くらいの会社だからなぁ。
つか、うちの端末でやばいところも結構あるけど
普通に仕事してるー、って感じだなぁ。
個人的には、ネタ70%ホント30%くらいかな、と。
381
名前:
仕様書無しさん
:04/08/01 21:31
>>380
是非企業名を晒して頂けますでしょうか。
そこへ面接に伺いますので。
382
名前:
仕様書無しさん
:04/08/01 23:41
本体子会社だろ
383
名前:
仕様書無しさん
:04/08/02 00:09
どこも厳しいねぇ。
オレは英語の勉強中。
日本でPGなんていつまでもやってられっか。
384
名前:
仕様書無しさん
:04/08/02 17:06
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/19999.html
今回の不具合は、メールなどで「かぜがなおる」「ひょうかがわかれる」の2通りの文章を一括変換した場合に、文章作成画面が消えて待受画面に戻ってしまうというもの。店頭在庫も含めて、V602SHの約90,000台が影響を受ける。
385
名前:
仕様書無しさん
:04/08/02 17:29
>>384
どーゆーつくりをすると、そんなバグが混入するんだ…
まあ俺の 601SH は大丈夫だから別にいいんだけどさ。
386
名前:
仕様書無しさん
:04/08/02 19:12
>>385
どちらかというと、テストの問題でしょう?
387
名前:
仕様書無しさん
:04/08/02 19:48
>>384
なんでそういうバグが発生するのか(意図的か!?)
ソースを見てみたい
388
名前:
仕様書無しさん
:04/08/02 19:54
>>384
ハゲワラタ
389
名前:
仕様書無しさん
:04/08/02 20:11
携帯ってどこのメーカーで機種は何が良いと思う?
390
名前:
仕様書無しさん
:04/08/02 20:14
どこでも五十歩百歩。
391
名前:
仕様書無しさん
:04/08/02 20:14
>>387
「かぜがなおる」と
「ひょうかがわかれる」を
機械語にしてみなさい。
理由が分かるから。
392
名前:
仕様書無しさん
:04/08/03 00:14
コッソリ混ぜ込んでみたんではなくて?
393
名前:
仕様書無しさん
:04/08/03 01:04
>>392
混ぜるわけがない。
394
名前:
仕様書無しさん
:04/08/03 01:36
>>391
現役携帯開発者な社会的底辺の俺にはさっぱりわからんかった
395
名前:
YRP常駐from群馬
:04/08/03 02:46
(前の続き)
その画期的なシミュレーション・システムが稼働して翌日の事だった。
「何?全系のシミュレーションをかけると実時間で20msまでしかテスト
できないだと?」
上位の上位の会社の部長(全体の中では「少佐」に相当)が朝から叫んでいた。
20msしか再現できないとは、俺たちの部隊のデバッグしているアプリの起動
準備すら出来ていない段階であった。問題の本質はハードディスクの容量が
厳しいとの事であった。そう、シミュレーションで再現する時間の20msで
ディスクが一杯になってハングアップしてしまうのだ。
その20msの再現まででも丸々1日かかるらしい。ハード屋は20msを一晩で
処理できるのは画期的だと弁解していたが、期待していた俺たちもどうかしていた。
「すぐにもディスクを増設するのだ」少佐が唱えたが、
「無理です。設備の予算申請手続きに半年以上かかります!」と大尉が返した。
今回のシステムにしても、大尉が膨大なレポートを作成して予算の申請に1年前から
取り組んだ結果なのだ。ようやく申請が通る時期になって、より安価な新型機種への
変更が許されなかったという事務処理上のハードルについては、もはや誰も口にしな
かった。
俺たちは、ソフト開発部隊1個中隊のPCをリニューアルできる予算を投じたUNIXマシンを
半ば呆れ果てた顔で眺めていた。瞬きよりも短い時間をシミュレーションするのに
1日〜2日もかかるとは。
Linuxマシンにして安価な高性能システムを構築するなんて言ったら、上層部を説得する
のに2〜3年は優にかかる、と少佐殿はおっしゃった。
ハード部門のシミュレーション技術開発部の中尉が、それでも可能なテストについて
必死に説明していたが、少佐の一喝で黙ってしまった。
396
名前:
仕様書無しさん
:04/08/03 02:50
>>391
CPUは何ですか?それがわからんと機械語にできんのです。
397
名前:
YRP常駐from群馬
:04/08/03 02:55
画期的なシミュレーション・システムは、半年後にハードディスクを増設して
から利用する事になり、暫くの間はその存在を忘れる事ができた。
ハード部門の中尉が「半年後にはSystem-Cを使ったハード・ソフト協調設計を
是非とも提案したいと思います」と言っていたが、誰も耳を傾けなかった。
ハード屋に読めるようにC言語を歪めるつもりなのだろう、と俺は解釈した。
俺たちはICEの増設を求めていたが、半年後にUNIXマシンのハードディスクを
100GB程度増設する計画の前に、ICEのレンタル費用が早くも削減されてしまった。
長引く開発の中で、ハード部門とソフト部門の勢力争いがろくな結果をもたらさ
ない。
結局、俺たちは低レベルなICEの奪い合いに明け暮れるのであった。
そして、昨年の長かった夏が過ぎ、秋を迎えた。依然、帰れる見通しは立たない。
上等兵達は半年以上も里に帰っていなかった。
398
名前:
仕様書無しさん
:04/08/03 06:19
>>396
変換した訳では無いけど、内部コードの事では?
#コードがuniかjisか、それ以外なのかがワカランが。
399
名前:
仕様書無しさん
:04/08/03 21:05
去年の話なんだ。
YRP群馬氏が開発した機種はもう市場に流れてるんだね。
400
名前:
仕様書無しさん
:04/08/03 23:10
>>391
コードがuniかjisか、それ以外なのか、
話はそれからだ
401
名前:
仕様書無しさん
:04/08/04 21:45
労働基準法ってなんれすかー
402
名前:
仕様書無しさん
:04/08/04 21:58
>>401
初めて聞いた。
そんな法律があるんだね。
家に帰りたい。
403
名前:
仕様書無しさん
:04/08/04 22:33
それは人間用の法律ですから。ええ。
404
名前:
仕様書無しさん
:04/08/05 00:27
おれさまが一番のりだぜー!!
ぎゃは〜〜〜はっっはっっは〜〜〜
うっひゃーげらげら、ぎゃははっは〜〜〜
・・・ただいま。
405
名前:
仕様書無しさん
:04/08/05 01:58
∧_∧
(´・ω・`) .-、 おかえりなさい。夜食が出来ましたよ・・・・。
( つ O(,,■)
と_)_) .-、 ,.-、 .-、,.-、 ,.-、 ,.-、
(,,■)(,,■)(,,■)(,,■)(,,■)(,,■)
406
名前:
仕様書無しさん
:04/08/05 02:21
∧_∧
(´・ω・`)
( つ O
と_)_)
407
名前:
仕様書無しさん
:04/08/05 09:03
YRP常駐from群馬、もう邪魔だから書くなよ
408
名前:
仕様書無しさん
:04/08/05 09:33
オマエガナー
409
名前:
仕様書無しさん
:04/08/06 01:41
早くメタデータでPCにデータ持ってこれるようにしてくれ。
キャリア独自でいいから。
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